一人暮らしの母が孤独死…部屋に充満してしまった腐敗臭はどうすれば良いのか…

女手一つで育ててくれた母が急死した。そんな連絡がきて頭が真っ白になりました。

持病もなく、まだまだ若いのに…。

母は別々に暮らしていたので、頻繁に顔を合わせることも連絡を取ることもありませんでした。

そのため自宅で急に倒れ、死亡してからかなり時間が経過していました。いわゆる孤独死です。

近隣の人から苦情があがるほど、部屋の中には腐敗臭が充満していました。

賃貸物件だったこともあり、不動産とのやり取りなどにもいろいろと不安があったため、業者を探していたところリスクベネフィットさんにたどり着きました。

そもそも、なぜ腐敗臭が発生するのでしょうか？そして、どのようにして消臭作業をしていただけるのでしょうか？

 

腐敗臭の消臭は大変！素人に完全消臭は不可能…

腐敗臭を何かに例えるのであれば、「クサヤやチーズが腐敗したような匂い」でした。

クサヤは、魚の干物を発酵させたものですが、お笑い番組などで罰ゲームに利用されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。

それほど臭いことで知られていますよね。

腐敗臭は、そのクサヤが腐敗して臭気が何倍にも何十倍にもなったような臭いがしました。

人間の体は大きいので、腐敗してしまうと尋常じゃ無いほどの悪臭が………。

実は、人間の体内には、微生物などの細菌が潜んでいるみたいなのですが、生きている間は免疫作用によって増殖することはありません。

しかし、死亡すると一気に増殖するようです。

体内で増殖した細菌が遺体を分解することによって、腐敗臭の原因となるガスが発生するのがその原因だと教えていただきました。

一般的に腐敗臭は、夏場であれば2～3日、冬場でも5～7日くらいで発生するといわれているようです。

また、冬場であっても暖房を使用していた場合など、部屋の状況によって発生までの時間が変わってくるそうです。

 

どのようにして消臭作業を行うのか？

特殊清掃では、まず強烈な臭いの緩和を目的としてオゾン発生器でオゾンガスを部屋全体に吹きかける作業をしてくださいます。

そして、その後にオゾンの脱臭機を使用し、部屋の隅々まで消臭作業。

最後に清掃作業終了後にオゾンガスを数日また吹きかけ、脱臭の総仕上げという流れで進めていただきました。

このオゾン脱臭機は、酸化作用を利用して臭気成分を分解・除去するもので、腐敗臭に対してかなり有効らしいです。

リスクベネフィットさんは、消臭作業に関する特許技術をお持ちなので、腐敗臭を隅々まで完全に消臭してくださるというのが一番の安心できるポイントでした。

薬剤散布では孤独死現場の臭いを研究し、研究結果に基づいた薬剤を使用することで気になる異臭を除去。

オゾン燻蒸ではオゾンの力を使い臭気成分を分解していくことで、換気では2年かかる臭いを1～2日で解消してくれるのだそう。

自身の手では凄まじい腐敗臭を完全に消臭することは不可能だったため、リスクベネフィットさんが丁寧に作業をしてくださり、本当に助かりました。

作業後に臭いが残っているということもなく、リスクベネフィットさんに依頼して良かったと思っています。ありがとうございました。